いつの間にか憧れていた業種に身を置いていた
中学の頃、父親が休みにも関わらず仕事の電話をしていた。
部下が大きい提案をしているから結果が気になっていたそうだ。
土曜日なのに大変だなぁと思ったけれど、かかってきた電話で話しているのが英語だったことに衝撃を受けた。
商社に勤めていることも知っていたし、当たり前に英語を使う仕事をすることも知っていたけれど、やっぱり目の当たりにするとそれはそれは衝撃的だった。
(だって父親は私より家を出るのが遅くて、私より帰ってくるのが早い人だったから)
父親を見る目が変わったのはそれから。
そんな父親をかっこいいと思ったし、そんな父親と同じような仕事をしてみたいと思った。
新卒一括就職。
商社は軒並み足切り。
そりゃそうだ。
英語もできないのに憧れだけでやっていけるような仕事じゃない。
まぁ、早々に諦めてIT企業に入ったわけだ。
諦めきれなかったのは、自社サービス以外も売れるってところ。
商材にこだわらないから、お客様に合わせて提案が出来るってところ。
おかげさまで胃に穴があくほど仕事しました。笑
辛かったし、でも、楽しかった。
人にも恵まれて割と自由に仕事してたから。
でも、ついこの間体力の限界を感じて転職しました。
実はITは自分が一番行きたくない業界だった。
機械がすっっっごく苦手だったから。
クラッシャーだったもんw
動かなくなったらとりあえず撫でてた。
優しく優しく撫でてたら直ることもあったから。笑
ただのご機嫌とり。笑
とりあえず、そんなIT業界、行ってみて、勉強して、余計に分からなくなったよ!笑
よっぽど有機の方が楽しかったし会話できたわ笑
大腸菌とか酵母とだけどさ。
まぁ、よーわからん業界だったし勉強しても好きになれなかったから自分の興味ある分野に行こうと思ったわけだ。
また単純な理由で今の業界を選んだわけですが。
転職のときはもう商社なんて微塵も意識してなかったんだよねぇ。
目に見える「物」を扱いたいって思っただけで笑
目に見えない「システム」とか「IT」なんて嫌だぁぁぁ!!ってだけで、なんでもよかった。
新卒では業種を限定して大変な思いをしたから、今度は業界を定めたわけですよ。
縁あって転職した会社は、超大手の冠が付いてて、それにばっかり目がいっちゃって、肝心の会社に目がいってなかった。
よくそんなんで採用してくれたよなぁ…笑
一発採用だってさぁ…笑
で、社内ニートしてる間にぱっと閃いたんだけども。
私、商社にいるじゃんって。
総合商社じゃないけれど、専門商社に身を置いてるじゃんって。
おバカさんだよねぇ笑
新卒一括就職で希望の職種につけなかったからって絶望する必要ないよってこと。
点と点が繋がるのはいつか分からないし、もしかしたら想像もしてないところで繋がるかもしれない。
これは関係があるぞ!みたいに思ってることほど遠い可能性もあるし。
こんな、ふらふらしてても希望の業界に行けちゃうこともあるし笑
世の中わからんねぇ笑
実際憧れてた商社組織にいるけれど、まだなーんにも分からなければ、本当にやりたかったことなのかも謎ですが。
憧れは憧れのまま留めていたほうがいいこともあるさ!笑
って、なるかもしれないじゃん笑
とりあえずは、自分のできることをやるだけ。
できることを一生懸命やって楽しむだけ。
どうなることやら笑