イタイほどかわいいんだよ、そう、イタイほど
周りと比べても、割と読書量は多い方だと思う。
気づけば1日2冊とか平気でよんでいることもあるし、暇があれば本を読んでいる。
そんな私は、漫画を読むことも好きである。
それはさておき。
満喫に久しぶりに行ってたくさん読んできましたが、印象に残った作品を一つ。
阿仁谷ユイジ 「イタイほどかわいい」
東京タラレバ娘ではパートナーもいない、結婚もしていない30代の人生模様を痛快に描いた恋愛コメディでしたが、
この「イタイほどかわいい」は装丁の通り、まぁ、大っぴらな男女の恋愛模様を描いていました。
兄の元カノに恋をしてしまう弟の話だったり、
カップルの性活だったり、
夜のお店の女の子に本気で惚れ込んじゃった店員だったり、
教え子にはじめてを捧げてしまう教師だったり。
まぁ、いろいろと、なんというか、苦手な方はどうぞ読み飛ばしてください、的なシーンは多々ありました。
事前に注意しておきます。
でも、アラサーちゃんみたいなタッチだからそんなに、そんなに、、、、
あと、ストーリー自体はなさそうでありそうな短編集。
短編集だから軽くてすぐ読めちゃう。
恋愛を経験した人も、してない人も、こういう世界があるんだ!みたいな、
新しい扉を開けたい人にオススメです。
私はこれを読んだ夜はムラムラしました。笑
局部にはモザイク入れているとはいえ、行為はノンフィクションみたいな。
実際そんな乱れ方するよね!的なスレスレをいっている感じ。
読み終わった時には、「もういいや・・・お腹いっぱい・・・」だったのに、
なぜか一夜明けた今はもう一回読みたいと思っている自分がいます。
これこそ病み付きってやつですね。
絵自体も、線の綺麗な絵ではなくて、雑然とした感じ。
それが妙に現実に近くて、より引き込まれたのかも。
私自身は、あぁいうあけっぴろげな本は読まないか、読み飛ばすタイプで、どちらかというと苦手な部類に入る。
(BLとかも苦手。NLですら苦手。)
ベッドの上の話を包み隠さず描いているのが苦手なんだけど。
そんな私でも病み付きになるくらい、楽しめました。
東京タラレバ娘では、「イタイ女」の話でしたが、
イタイほどかわいいは、「イタイ人」の話です。
女とか、男とか、そんな性別を超えた「イタイ人」の話。
現実離れしたドラマのような漫画ではなく。
なかなか現実に近い漫画でした。
なかなか面白かった。